博多松囃子(国重要無形民俗文化財)

「博多どんたく」のルーツである「博多松ばやし」の三福神(福神・恵比須・大黒)の三流れと稚児流の合計四流れが市中を祝って廻ります。

場所福岡市内
日時5月3日・5月4日:9時から17時

博多松ばやしは四つの流れで形成されており、どんたくパレードの幕開けを飾るほか、市中を祝って廻ります。

 

写真:福神の面

福神は福禄寿にちなんで、張り貫きの長い頭をかぶり、福神の面をつけ、白無垢の上に黄絹の打ち掛け、手に唐うちわを持ち馬に乗ります。

写真:男恵比須の面

恵比須は珍しい夫婦恵比須。男恵比須は烏帽子をかぶり、恵比須の面をつけ、右手に釣りザオ、左わきに大ダイを抱き、錦のそでなし羽織姿で馬に乗ります。女恵比須は天冠をかぶり、左手に玉を抱き、桧扇を手に赤いはかまで馬に揺られます。

写真:大黒の面

大黒は黄絹の頭巾をかぶり、大黒の面。緞すの服に白ばかまで大きな紗金袋を背負う。手には打ち出の小ヅチ。米俵を左右につけた馬に乗って進みます。どの馬も、カミシモ、たっつけ姿の男たちの一団に囲まれ、それぞれの行列にはカサボコ各三本がつきます。

写真:舞衣に緋のはかまをはいた少女

稚児は天冠をかぶり、舞衣に緋のはかまをはいた少女を乗せた棧敷台を引きます。要所要所で地謡、ツヅミに合わせ優雅に舞います。これにも一団の大人たちが付き添います。